春の花がそろそろ終わりを迎えるこの時期。
「片づけるタイミングは?」「この花は残していいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
私も、春に咲き誇ってくれたお花たちを前に、処分・切り戻し・夏越し…どうするか迷いながら整理を進めました。
この記事では、春の花の片づけ方・残す判断・夏越し準備について、実際に私がやったことをまとめています。
同じように迷っている方のヒントになれば嬉しいです。
この春お迎えしたローダンセマムやミーテのようすは、
▶︎ 【2025年春のお花】ローダンセム・マーガレット・ミーテをお迎え! で紹介しています。
春の花たちを見渡して「分別」からスタート
5月下旬、春に咲いてくれた花たちを見渡して「そろそろ片づけなきゃ…でも、これは残せる?」と悩みながらの分別作業をしました。
今回処分するお花たち
ビオラ
種から育てたビオラたちはまだ元気でしたが、暑い日はぐったり…。蒸れてくる前に処分しました。
種取り用に育てていた購入苗のビオラは、種が取れ次第お別れ予定です。
ローダンセマム
何年も育ててきて春にはたくさん咲いてくれましたが、鉢が大きく管理が大変に。
今年は新しくローダンセマムを2つお迎えしたこともあり、世代交代として手放すことにしました。
マーガレット
3年間大切に育ててきましたが、今年で処分に。移動が大変なサイズで、体力的にも少し負担に…。

ボリューム満点で見ごたえ抜群でしたが、今年でお別れです。
ラベンダー
4年以上育ててきた子ですが、株が弱ってきて花の咲き方も乱れ気味に。
満開でも整わなかった今年、ついにお別れの決断をしました。
使った土はふるいにかけて再利用しています。
その再生土で夏のお花の種まきをしました。処分した鉢の数も多かったので、土の量もかなりの量に。
使いきれなかった分は、畑作業を楽しんでいる親に引き取ってもらっています。
夏越しに挑戦するお花たち
梅雨前は鉢植えのお花の夏越し前の剪定の時期です。
これから花が終わった子から順に軒下管理へ切り替えて、風通し・日陰・蒸れ対策をしながら、夏越し準備を進めていきます。
ビフォーアフターで見る、剪定&整理の記録
秋冬にお迎えしたローダンセマムです。

花数が減ってきて湿気で株元が弱っていました。あちこち枯れているのも気になるところです。

もっとカットしたいところですが、3センチほど残してみました。
夏越し頑張ってもらってまた秋から元気に成長してほしいマーガレット、こちらは秋にお迎えしてもりもり咲いてくれました。

丸く整えて一旦休ませてありましたがここから思い切ってカット!

風通しを良くして株元スッキリ!
「残す?処分?」私なりの判断ルール
春の終わり、残す花・処分する花を決めるときに大事にしているのは、“元気かどうか”だけじゃなくて、「この先もお世話したいな」という目線です。
処分する基準にした“私ルール”
株が疲れている/見た目が乱れてきた→ 花が咲かなくなったり、満開でもバランスが崩れているものはお別れのサイン。
多年草でも、急成長して10号鉢になるような品種は3年を目処に→ 鉢が大きくなりすぎると管理が大変なので、ある程度で区切るようにしています。
特にマーガレットは株が古くなると木質化してくるため、3年目あたりでお別れすることが多いです。
ビオラのような一年草は、たくさんのパンジー・ビオラがお店に並ぶので購入するのも楽しみの一つです。今年はこの子を育てたいとか、新しく販売されてる子を探し求める旅も楽しいです。
種まきも楽しいです!→ 秋にまた種から育てるほうが手間もかからず、花付きも安定。
これからどんどん花付きが悪くなり徒長して株元も腐ってきます。無理に夏越しさせるよりまた秋に元気な苗を育てるほうがおすすめです。
残す基準も“現実的な管理優先”
新芽が出ている・まだ花が咲いている株自体が元気で、コンパクトな鉢(8号くらいまで)に収まっている→ 夏越しの手間が少なそうな子は、チャレンジ枠として残しています。
また今回残すことにした中には、ロベリアやプリムラのように、本来は“一年草扱い”で特に蒸れに弱いタイプは、梅雨の時点で溶けてしまうことがほとんど。私もこれまで成功したことはありませんが、鉢が小さくて場所も取らないので、夏越しできたらラッキー!くらいの気持ちで、そっと見守ることにしました。
正直、夏越しに必死になるくらいなら、思いきって処分して新しい元気な花を迎える方が気持ちもラクなんですけどロベリアもプリムラもプレゼントしてもらったお花たちなので大切にしたい気持ちが強いんです。

管理が大変になりがちなこの時期だからこそ、“すっきりさせる”のも立派な選択肢ですよ!
夏越しさせるお花へのお世話と管理メモ
5月下旬、夏に向けた準備として残したお花たちに少しずつ手をかけ始めました。ここでは、私が実際にやっている“夏越し対策の工夫”をまとめてみます。
置き場所の見直し:軒下管理がメイン
暑さと蒸れを避けるため、鉢の置き場所を少しずつ見直しています。…と言っても、我が家は午後から日陰になる場所がないため、夏のお花以外は軒下へ移動したらほぼそのまま固定です。

夏越し準備のために切り戻したお花たちは我が家の場合、午後から日陰になる場所がないため、基本的にこのまま軒下で管理しています。
花壇に植えてあったチューリップやビオラが終わったのでこれから夏のお花に切り替えていきます。上っぱなしの多年草ゾーンもありますが、一年草を楽しむゾーンにはこれからひまわり・マリーゴールド・エキナセアなどの一年草を植え替える予定です。
梅雨対策としての切り戻し
夏越し準備の前にまずは梅雨のジメジメ対策が最優先。夏のお花でも蒸れが苦手な子が多いため、スッキリ切り戻しを実施。
花がない期間は、日向に置いていますが、雨が続くときは軒下へ避難して管理しています。
切り戻しは「見た目を整える」というより、病気予防と風通しの確保が目的です。


これからの梅雨に向けてバッサリ切り戻しました。下葉の腐った葉っぱを取り除き、日が当たらない葉も取りました。これで株元スッキリ!風通しがよくなりました。
水やり・肥料の使い分け
夏のお花(ペチュニア・カリブラコアなど)
晴れの日が続くと朝夕2回の水やりが必要になることも土の乾き具合を見ながら調整していきます。肥料は置き肥は1ヶ月ごとに、液肥も週一のペースでしっかり与えると花数も増えます。切り戻しをすることによって脇芽も増えるのでこれからどんどん大きくなります。
夏越し中の軒下のお花たち
ほとんど水は与えません。見た目、葉っぱが元気なさそうなら与えます。必要に応じてごくたまに水を少しだけあげる程度にしています。暑い時間帯は避け、自分も日焼けや紫外線予防にも早朝がおすすめです。
肥料は完全にストップ
この“使い分け”があることで、無駄な水やりや肥料のロスを防げて、管理もラクになります。
管理のポイントまとめ
- 置き場所は軒下が基本(雨を避けつつ、通気を意識)
- 切り戻しや花がら摘みは早めに(蒸れ・病気予防)
- 水やりはお花の状態で使い分け
→ 夏のお花:土の乾きに応じて朝夕たっぷり
→ 夏越し中の鉢:たまに少しだけ - 肥料は基本ストップ(休眠モードの子には不要)
- 虫対策は本格スタート!(オルトランや薬剤の出番)
病害虫対策
梅雨から夏は虫の被害や病気も出やすくなるので、オルトランの散布や消毒も本格的に始めています。こまめな観察と予防で、できるだけ被害を広げないように気をつけています。
お庭が整ったら、気持ちもちょっとスッキリ
春のお花を整理して、夏越し準備を進めて──
鉢や植木の見直しをしていたら、いつのまにか庭全体がかなりスッキリしてきました。
鉢を減らしたことで、物理的にもスペースが生まれた
今まで大きな鉢を並べていた場所は、母が洗濯物を干すたびに「足が引っかかる」と言っていた場所。それがスッキリ片づいて、家族も私もひと安心。(でもお花が少なくなるとさみしそうな親)
広くなると動線も良くなるし、見た目にもだいぶ爽やかになりました。

うう…お別れってやっぱりさみしい…!
でもスッキリしたお庭を見ると「これでよかった」って思えるよね!
手放すのは、かなりさみしい。でも今はそういう季節
何年も育ててきた花を処分するのは、正直かなりさみしいです。でもここ数年の夏は命の危険を感じるレベルの酷暑。
虫は元気なのに人間は限界…。お花いじりも早朝限定です。
日々草もかつてはたくさん育てていましたが、今年はまだお迎えしていません。
「無理して数を増やさない」ことも、今の自分にとって大切な選択肢です。
植物と向き合う時間も“ちょっとずつ調整”
春の間に咲き誇っていた花がなくなると、少し物足りなさも感じますが、そのぶん管理の手間が減って、時間にも気持ちにも余裕ができました。
「よし、ここでいったんリセット」そんな感覚で、夏本番前にお庭と自分の気持ちを軽くしておくのもアリだなと思っています。
手放して整えて、少しずつ夏へ|おわりに
春の終わりにお花を整理して、気持ちも庭もスッキリしてきたと同時に、夏のお花たちのお世話も少しずつスタートしています。
ペチュニアやカリブラコアなど、夏を彩るお花たちも切り戻しや株元の整理をして、これからの暑さに備えて準備を進めています。
春の華やかさとはまた違う、夏のお花の元気さ・頼もしさにも癒される日々。
たくさんは育てられないけれど、少しだけでも、大切にお世話していきたいなと思っています。
こうしてお庭と向き合う時間は、「季節が変わっていくんだなぁ」と感じられる、ほんのちょっと贅沢な時間なのかもしれません。

これから、アジサイが見頃を迎えます。
春から梅雨へ、そして夏へ──
ガーデニングで四季を感じるのも素敵です。


夏のお花も楽しみ〜っ!
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