家計管理を始めて1年。
できてること、できてないこと、相変わらずいろいろあるけれど、それでも、少しずつ「ちゃんと向き合えるようになってきたな」と感じています。
この記事では、そんな“今の暮らし”を振り返りながら、支出の変化、整えてきた装備、そしてまだ残っている課題まで──
2025年5月時点での「家計と向き合う記録」をまとめてみました。
「家計管理ってずっと途中だな」と感じている方に、少しでもヒントや安心が届いたら嬉しいです。
1年やってみて、いまの家計と気持ち
家計管理を始める前までは、ざっくり通帳を確認しているだけで、お金の流れなんてまったく把握できていませんでした。
でも、2024年に入ってからは「これはまずい」と思い立ち、支出を“見える化”するところからスタート。
両学長のチェックリストを頼りに、ネット銀行・クレカ・家計簿アプリなど、少しずつ整えて特に固定費の見直しに注力してきました。
1年間しっかり向き合ってみて、ようやく「お金の流れが見える」感覚が育ってきた気がしています。
でも、今も「完璧に整った!」とはとても言えません。
保険、夫のスマホ、放置している契約やクレカ…。まだ見直せていない部分は正直たくさんあります。
2025年4月から、私はパートを退職し、“自分の収入ゼロ”生活に入りました。それまでは月8万円ちょっと、1〜3月には10万円ほどの収入があったのが、今はゼロ。

えぇ〜!?パート辞めてゼロ円生活って、めちゃくちゃ勇気いるじゃん…!どうしてそんな決断したの?

みほちゃんは、事前に固定費の見直しと生活スタイルの調整を進めていたので、“突然の無収入”ではないんです。もちろん不安はありますが、だからこそ“備えの力”が生きている状況ですね。
家計のメインは夫の収入ですが、“自分の稼ぎがない”という不安は、想像以上に大きくて…。「この8万円があったら…」と思う場面は、実際に何度もありました。
固定費を見直してきたとはいえ、完全にカバーできているわけではありません。この先の家計には、やっぱり不安もあります。
それでも、なんとか家計が回っているのは、この1年で“整えてきた仕組み”があるからこそ。
固定費を見直したことで支出は抑えられたし、最低限の生活防衛費も確保してあります。
ただ、やっぱりこのままずっと「収入ゼロ」でいるのは不安なので、これからは少しずつでも収入を増やすために、ライターのお仕事にもチャレンジしていく予定です。
とはいえ、収入をすぐに増やすのはむずかしいからこそ、「今ある支出を、ムリなく見直していくこと」が大事だと実感しています。

そうですね。“整える”は、使っていないサブスクを見直すような、身近な一歩から始めるのがおすすめです。
節約を意識していたつもりはありませんが、「あ、こっちの方がラク」「これはムダだったかも」という日々の気づきが、自然と支出をコントロールする力につながってきました。
もちろんまだ不安はあります。それでも今年は、昨年以上に家計としっかり向き合っていきます。
今は、支出を抑える目標を持ち、お金の流れを自分で把握している──それだけでも、ずいぶん気持ちがラクになりました。
実際に、スマホ代・保険・プロパンガスなど、固定費の見直しを進めたことで2025年の1〜3月は、前年よりグッと出費を抑えられた実感があります。……ただし、4月は“推し活月間”でした。ライブチケットやホテル代、交通費が重なり、一気に支出はアップ。ちなみに5月も、同じような予感がしています。
やってよかった装備BEST3
この1年で、いろんなことを試してきました。
正直、全部を完璧に使いこなしているわけじゃないけど、
それでも「これは入れておいてよかった!」と感じる“家計管理の装備”があります。
ここでは、私が使ってみてよかったと感じた3つの装備を紹介します。
【装備①】住信SBIネット銀行 × SBI証券(SBIコンボ)
家計の土台を整えるうえで、最初に取り入れたのが「SBIコンボ」。住信SBIネット銀行・SBI証券・三井住友カードの組み合わせは、家計管理の中核になっています。
中でも一番活躍しているのが、目的別口座による資金の仕分け。
現在は、以下のように項目ごとに分けて、毎月自動で振り分け貯金しています(定額自動振替サービス)
目的別口座
- 生活防衛資金
- 老後資金
- 住宅用(家電買い替え・修繕など)
- Apple製品(スマホも基本一括払い)
- 自動車関連(自動車税・保険・車検など)
2024年はざっくり設定で運用していましたが、2025年は実際の支出データから平均値を出して積立額を調整する予定です。
SBI証券では、NISAを継続中。金額はここでは控えますが「とにかく続けること」を大事にしていて、私だけでなく夫もやっと楽天証券でNISAを始めました。夫婦でコツコツ育てていけたらと思っています。
【装備②】クレジットカードの整理と使い分け
2024年初めにはカードが8枚もあったのですが、1年かけてようやく2枚に集約できるところまできました。
現在の運用は以下のとおり
・三井住友カード → 生活費・固定費
・楽天カード(夫名義)→ 家族カードも作り、お互いのお小遣いや日々の買い物、夫のタバコ代などすべてをこの1枚に集中
イオンカードは現在使用していないため、近々解約予定です。
また、格安SIMに変更した際に「お得ですよ」と言われてつい作ったカードや、
すっかり忘れていた昔のカードがいくつか見つかり…こちらもすべて解約の方向へ。

使っていないカード、そろそろスッキリさせてしまいましょう♪ 整理が終わったら、もっと気持ちもラクになると思いますよ!
【装備③】マネーフォワードME(無料プラン)
家計簿アプリ「マネーフォワードME」は、無料プランでも充分使えています。
我が家では、住信SBIネット銀行を通して利用できる「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」を活用中。
これは、連携できる口座数が通常のマネーフォワードMEより多いのが魅力で、家計管理を始めたばかりの頃に感じていた「登録したい口座が多すぎて足りない…!」という問題にも対応できました。
ちなみに、ここでいう“口座”にはクレジットカードも含まれるため、カードを複数使い分けている場合もこのプランは特に便利です。
現在連携しているのは、
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
- 三井住友カード
など。
毎月の支払いの大半はカードで行っているため、これらは自動で取り込まれて反映されるので、ほとんど手間がかかりません。
ただし、PayPayや現金払い、商品券などの支出については、マネーフォワードMEの「手入力」機能を使って記録しています。忘れてしまうと合計がズレてしまうので、使った時にスマホからすぐ入力するのを習慣にしています。
また、1ヶ月分のデータを支出管理表に入力する前に、マネーフォワードMEの収支明細をしっかりチェックして整えます。それ以外の時は、ほぼ放置でも問題なく回せています。
私にとってマネフォは、「家計簿をつけるためのアプリ」ではなく、“支出の流れを俯瞰して整理するためのツール”という位置づけです。
今では、「あれ、今月ちょっと使いすぎたかも…」と気づいたタイミングでチェックすることが増えてきて、“使った後に振り返るツール”として定着しています。
予算を細かく決めて管理しているわけではないけれど、使い過ぎた月の翌月は「少し引き締めよう」と意識するようにはなってきました。
グラフで可視化されるだけでも、気持ちのブレーキになるんですよね。
✅ ちなみに…マネフォだけじゃ終わらない「支出管理表」の役割
マネーフォワードMEは支出を“自動で記録・分類”してくれる便利なツールですが、私の場合、それだけでは家計の見直しや振り返りが不十分だと感じていました。
そこで、毎月の支出を手動で「支出管理表」にも記録しています。
このひと手間があることで、
- 年間を通しての支出の推移
- 支出の合計や割合の変化
- 毎月の赤字・黒字の傾向
などが見えるようになり、「あれ?ここ増えてるな」「ここはうまくいってる」と振り返って対策を立てる“家計管理”がようやくできるようになってきました。
なお、マネフォの明細は無料プランだと一定期間が過ぎると見られなくなるため(※有料プランなら1年以上の履歴も残せます)、記録の“保存”という意味でも支出管理表は私の必須アイテムです。
この3つの装備が揃ったことで、家計の“見通し”と“安心感”が少しずつ育ってきたと感じています。
もちろんまだまだ課題は山積みだけど、それでも「何から始めたらいいかわからない…」と悩んでいた1年前より、ずっとラクに家計と向き合えるようになってきました。
我が家では、住信SBIネット銀行を通して利用できる
👉 マネーフォワード for 住信SBIネット銀行 を活用中。
通常の無料プランよりも多くの口座と連携できるのが魅力です。
まだ整ってない課題たち
1年間家計と向き合ってきたとはいえ、「まだ手がつけられていない部分」や、「あともう少し…なのに止まっているもの」が、たくさんあります。
夫のスマホ&通信費まわり
ドコモ一筋を貫く夫のスマホ問題。高額プランにキャリアメール、通知山盛りの放置Gmail…。すでにUQモバイルへ切り替え済みの私とは対照的に、なかなか動かないエリアです。
Gmailアドレスはすでに取得しているので、あとは移行あるのみ。
息子からのおさがりiPhoneに機種変更しつつ、怒らせず、根気よく少しずつ進めていきます。
保険の見直し、まだ途中
生命保険はいくつか解約してスッキリしましたが、夫の車両保険や貯蓄型の保険、個人年金など、「これは本当に必要?」と感じながらも、まだ残っているものもあります。
火災保険も今年更新時期を迎えており、“言われるがまま”ではなく、自分で判断して契約したいと思っています。
1Passwordは導入したけれど…
パスワード管理のために1Passwordを導入しましたが、まだ「最低限の使い方」にとどまっています。本格的に使いこなすには、カテゴリ分けやラベル機能の活用がカギになりそう。ついつい後回しにしがちだけど、これを機にもっと使いこなしてみます。
固定費の見直し、続行中!
格安SIMへの乗り換えや保険の整理に加えて、プロパンガス会社を変更したことで、大幅な削減に成功!これは後日、別記事で詳しくまとめたいと思っています。
まだまだ見直せそうな項目はあるので、固定費は「一度やったら終わり」じゃなくて、定期的に見直すものだと実感中です。
全体としては「整いかけ」ではあるけれど、意識できているからこそ、行動に移せる余地がある──そんな手応えも感じています。
家計管理って、完成させるものじゃなくて、更新し続けるものなんだな…と、今はそう思えるようになってきました。
家計とともに、これからの暮らしも整えていく

家計管理を始めたばかりのころは、「突然の出費に備えているのか」「このまま推し活にお金を使ってていいのか?」「夫が退職するまで10年しかない、我が家は大丈夫?」そんな不安がありました。
でもこの1年、毎月の支出を見える化して、固定費を見直し、カードを整理して、“ちゃんと数字を見ながら暮らす”ことを意識したら、少しずつですが、不安が「見通し」に変わってきた気がします。
もちろん、安心はしていません。これから何が起こるかわからない。健康面も気になるところです。
さらに私の収入が減って、これから今までのように貯蓄できるのか不安もあります。
それでも、支出の内容が把握できていて、「ここで止めよう」「これはやめておこう」と自分で判断できる感覚が、家計管理を通じて少しずつ育ってきたように思います。
今では、お金のことを考えるのが苦ではなくなりました。むしろ、暮らしを見直しながら、毎月の支出をどこまで減らせるかを楽しんでいるところもあります。
家計と向き合う中で、自分の暮らしや価値観を見直す機会が増えてきました。これからも、“暮らしを整える”視点を持ち続けながら取り組んでいきます。
まとめ|“整い途中”の今を、残しておこう
2024年に「家計を整えたい」と決意してから、気づけば1年ちょっと。
あれこれ悩みながらも、ここまでなんとか続けてこられました。
まだ課題はたくさんあります。
見直し途中の保険、放置しているクレカ、夫のスマホ問題……。
「もっと早く始めていれば…」と思うことも、正直あります。
でも、1年前の私は、なにから始めたらいいのかさえ分かっていませんでした。
あのとき「やってみよう」と動き出したおかげで、今では、“整い途中の暮らし”をキープできています。
家計管理って、めんどくさいし、気が重いことも多いけど、それでも「やってよかった」と思える瞬間が、少しずつ増えてきました。
完璧じゃなくてもいいし、むしろ“途中”だからこそ続けられるのかもしれません。
進んできた道を振り返りながら、これからも、ゆるく、でも着実に、登っていこうと思います。
この記録が、また1年後の自分の励みになったら嬉しいです。
では、また1年後に振り返れるように──整えていこう、自分!
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