冬の寒さの中でも凛と咲くクリスマスローズ。下向きに咲く姿が可憐で、寒い季節の庭を彩ってくれる貴重なお花です。種類も豊富で、一株ごとに個性があり、育てる楽しみが尽きません。
今回は、我が家で育てているクリスマスローズ3種類をご紹介します!それぞれの特徴や成長の様子を写真付きでお届けします。また、育て方のポイントもまとめたので、これから育てたい方の参考になれば嬉しいです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
我が家のクリスマスローズ
横山園芸さん プチドール

私が一番最初にお迎えしたクリスマスローズです。2年前の1月に購入しました。3年目突入です。
やっぱり八重が好きで、この淡いライムグリーンとクリーミーホワイトが混じり合った柔らかなグラデーションがたまりません。
クリスマスローズは俯いて咲くので、いつも下から見上げるようにして撮影します。この子で3年目ですが、年々花芽が増えて立派に成長してきました。
まだ植え替えたことがなく、ずっと7号のスリット鉢で育てています。根の張りが少ないため、コンパクトタイプのプチドールにはちょうどいいサイズです。クリスマスローズはスリット鉢が適していますが、ロングスリット鉢でなくても問題なく育ちます。
寒さにとても強く、寂しくなりがちな冬の庭にいち早く咲いてくれるのが嬉しいポイントです。
赤塚植物園さん 伊勢みやび手毬

我が家に来て2年目のクリスマスローズです。2年前の秋に3号ポットほどの小さな苗を購入しました。
ふんわりとしたフリルのような八重咲きで、濃いめのピンクが可愛らしい「伊勢みやび手毬」です。
秋にお迎えしたので、1年目の春は咲かないかもしれないと思っていたのですが、思いがけず開花してくれて嬉しかった記憶があります。今年は昨年よりも一回りも二回りも大きくなり、すでにたくさんの花を咲かせてくれています。華やかな和の雰囲気があって、とても上品な印象。 クリスマスローズの中でも特に「和のテイスト」がある気がします。小さなポット苗だったので価格もお手頃でしたが、2年目でこんなに大きくなりました!
クリスマスローズは寒さには強いので、真夏の管理だけ気をつければ何年も咲き続けてくれるのが魅力です。直射日光に当て続けると弱る可能性があるため、夏は涼しい場所で管理すると安心ですね!
野田園芸さん ガーデンハイブリッド レッドパープルセミダブル

2年目のクリスマスローズです。クリスマスローズフェアが開催されていた園芸店で、開花株の中からこの子を選びました。
実はこの時、伊勢みやびがまだ小さな苗だったので、すぐに花を楽しめる開花株が欲しくて探していたんです。 そこで出会ったのが、この深みのあるレッドパープルのセミダブル。 落ち着いた色合いがとても素敵です。
クリスマスローズは、花びらに見える部分が「ガク」なので、散ったり枯れたりすることはありません。そのため、花持ちがとても良く、長く楽しめるのが特徴です。ただし、ガクの中にある雌しべが受粉すると、ぷっくりとした種ができ始めます。種ができると株が体力を消耗し、翌年の開花に影響が出ることもあるので、こまめにチェックが必要です。
クリスマスローズの育て方
- 日当たりと風通しの良い場所を選ぶ: クリスマスローズは半日陰がベストです!
特に、強い直射日光が当たる場所や風の強い場所は避けたほうがいいとされています。「風通しが悪いと病気になりやすい」ので、地植えをする場合は他の植物と適度に間隔をあけて植えるのがおすすめです。 - 土の準備: 水はけの良い土がクリスマスローズには最適です。軽石を混ぜるのが良いとされていますが、私は持っていなかったので軽石を使わずに、赤玉土・腐葉土・鹿沼土を5:4:1の割合で混ぜて使っています。クリスマスローズ専用の土も販売されていますよ。
- 植え付け: 植え付けるときは根元が地表より少し下になるように、やや深めに植え付けるのがポイントです。クリスマスローズは根を張る力が強いので、大きめの鉢や地植えでもしっかり育ちます。
- 水やり: 基本的には乾燥しすぎないように適度に水やりをします。
・夏場は早朝がおすすめ!: 日中に水を与えると熱くなった土に水がかかり「お湯」になって根にダメージを与える危険があります。これは基本的にどのお花でも同じことがいえます。
・冬場は控えめに!: 寒さで成長がゆっくりになるので、水のあげすぎに注意です。 - 肥料: 春と秋に肥料を与えると、より元気に育ちます!
・開花時期の3月は特に重要!:「開花=栄養をたくさん使う」ので、しっかり肥料をあげましょう。
・専用のクリスマスローズ用肥料も販売されていますが、一般的な有機肥料でもOKです。私は初心者すぎて心配だったので専用の肥料を購入しましたが、他の植物用の肥料で代用してもちゃんと育ちます。 - 冬の対策: クリスマスローズは寒さに強いですが、寒冷地では保護が必要です
・落ち葉やマルチを根元に敷いて保温する
・寒風が強い場合は遮風ネットを使う
特に鉢植えの場合は冷たい風で土が凍るのを防ぐために、軒下に移動すると安心です! - 病害虫対策: クリスマスローズは病害虫に強い植物ですが、油断は禁物です。
・葉の裏にアブラムシがつくことがあるので、時々チェック!
・うどんこ病が発生しやすいので、風通しを良くするのがポイント。
・私は冬でもオルトランを使って病害虫対策をしています。 3月からは1ヶ月に1度のオルトランは欠かせません!
最後に…
このように、クリスマスローズは比較的育てやすい植物ですが、適切な管理をすることで、よりたくさんの美しい花を楽しむことができます!我が家のクリスマスローズ3種も、どれも元気に育っています!病害虫にも強い植物なので、初心者さんにもおすすめですよ。
ホームセンターでも小さなポット苗が売られていることがあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
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