「手挽きミルで挽いたコーヒーって、本当に美味しいのかな?」
「自分で淹れた一杯が美味しかったら、ちょっとかっこいいかも。」
そんな軽い好奇心から始まった、私のおうちコーヒー計画。
きっかけは、息子が買ってきたまま眠っていたダイソーの手挽きミル。
おうち時間が増えた今、「せっかくだし使ってみるか」と引き出しから引っ張り出したのがすべての始まりでした。
そういえば、妹は昔カフェで働いていたな…と思い出し、LINEで「コーヒーの淹れ方、教えて〜!」と相談。
気づけば、3時間みっちりの“ハンドドリップ講習”を受けることになっていました。
ミル発掘から講習決定までの流れは、こちらの記事で紹介しています。
▶ 超初心者のハンドドリップ準備記録|おうちコーヒーとお供のお菓子も紹介!
本記事では、そんなズブの素人の私が、妹のレクチャーで手挽き&ドリップに挑戦した1日をリアルにまとめました。
「コーヒーをもっと美味しく、もっと楽しく飲めたらいいな」
そんな風にちょっとでも思ったことがある方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
まずは道具と豆を準備!
- ケトル(電気 or ガス対応)
┗ お湯を沸かすために必須 - ドリップポット(細口の注ぎやすいポット)
┗ 湯量や角度をコントロールしやすい - ドリッパー&ペーパーフィルター
- コーヒーミル(手挽き or 電動)
- コーヒー豆(今回はマイルドカルディ)
- 計り(スケール)
- 温度計(湯温の管理がしやすくなる)
- 滑り止めシート(ミルの安定感UP)
- サーバー(マグでも代用OK)
妹との講習に向けて、まずは手元の道具を揃えるところからスタートです。

ドリッパー、ケトル、フィルターもダイソーに行って買い揃えました。

せっかく買ったのにヒビと欠け…。
「まだ使ってもいないのに〜!」とショックを受けていたら、妹から追い打ちのひとこと。
「このフィルター、種類違うよ」
見てみると、フィルターは3つ穴用。
でもこのドリッパーは1つ穴タイプで、そもそも合わないというオチ。
初心者の私はここで初めて、「ドリッパーにも穴の数や形の違いがあるんだ」と学びました。
そこで、妹のハリオのドリッパーを借りることに。
サイズは2〜4杯用だけど、1杯分のフィルターをセットしてみました。
少し小さめだけど、これでよし!
ドリッパーにフィルターをセットする前にフィルターの耳を折ります。


ねぇアシスちゃん、フィルターの“耳”ってなんで折るの?正直めんどくさくない?

実は“耳を折る”のは、お湯を注いだときにフィルターがズレたり浮いたりしないようにするための大切なひと手間なんですよ
フィルターの耳を折る理由
- ちゃんと折っておくと、ドリッパーの内側にぴたっと沿う
- 湯を注いだときにフィルターが浮いたりズレたりするのを防ぐ
- 抽出時のお湯の流れも安定して味にムラが出にくく
ドリッパーにフィルターをセットする前に、フィルターの“耳”を折ります。
実はこれ、お湯を注いだときにフィルターがズレたり浮いたりするのを防ぐためのひと手間。
折っておくことで、ドリッパーにぴたっと沿って安定し、ムラなく美味しく抽出できるんです。

なるほど〜!だからフィルターって、ただ置けばいいんじゃないんだね。
硬い耳を折ってその逆方向に底の部分を折ってセット完了!

豆はカルディの「マイルドカルディ」

今回使った豆は、カルディで購入した「マイルドカルディ」。
- 一番人気でクセが少なく、価格も手頃
- カルディのお買い物ついでに買えるのも嬉しいポイント
- 初心者でも飲みやすく、安定の定番!
酸味が控えめでマイルドな味わいの豆を探している方には、
→ ブラジル オーロ・ヴェルデ パルプドナチュラル(楽天)
焙煎度が選べて、送料無料なのも嬉しいポイントです。
豆の量と挽き方の基本
豆の量は「コーヒーカップ1杯あたり約12g」が基本。
大きめサイズなら14gとのことだけど、今回は妹のアドバイスに従って12gでチャレンジ!

豆をスプーンですくって、スケールでしっかり計量。
ゴリゴリガリガリ、手挽きミルで挽いていきます!

- コーヒー1杯分の目安は約12g
- 今回は妹のアドバイスで「12g×中細挽き」にチャレンジ
- ダイソーのミルは取っ手と持ち手が短め
- ミルは机の上に置いて、平行にしてゴリゴリする
- 滑り止めシートを敷いたら、安定感アップで挽きやすかった
- 挽き加減も調整できて、意外としっかり使えました

最初はちょっと不安だったけど、挽いてみたらなかなかいい感じ!
豆の香りに包まれてテンションも上がってきました。

講習スタート!妹から学んだこと
第1〜3回|妹がドリップ、私は見て学ぶ
妹がいつもの手つきでスムーズに淹れていく様子を、私は横から覗き込むように見学。
解説付きで教えてもらうけど、写真を撮るのに必死であまり聞いておらず。
淹れ終わったあとは、ふたりでコーヒーとおやつタイム。
その場でPCを開き、妹に質問しながらメモをとりました。
淹れ方の流れ(妹スタイル)
- フィルターをセットして、お湯で湿らせる
→このとき、同時にマグとポットを温める
→温めに使ったお湯を捨てる - 挽いた粉をセットし、トントンと平らに整える
→このひと手間で仕上がりが安定する - 蒸らしは約30秒
→豆の量の倍のお湯を全体に注ぎ、ふわっと膨らませる - 蒸らしを含めて、全体で3分・180mlを目安に注ぐ
→細く、一定のテンポで注ぎ続けるのがポイント - 最後まで落としきらず、泡の層が減ったら注湯を止める
→残ったお湯は雑味のもとになるため、思い切って捨てる
感じたこと
注ぎ方・蒸らしの時間・ケトルの角度…
とにかく手順とコツが多く、テクニックが身につくまでは時間がかかるなと痛感。
どれも簡単そうに見えて、いざやろうとすると意外と難しい。
そんなことを思いながら、いよいよ次は第4回。
私の初ハンドドリップ!

第4回|自分でドリップに挑戦!
いよいよ自分の手でドリップにチャレンジ!…と思ったら、これが予想以上に難しい。
妹が3分でサラッと淹れていたところ、私はなんと5分もかかってしまいました。
注ぎ方は「の」の字にならず、一定のリズムもつかめず、気づけばお湯がドバドバ落ちてドリッパーの中が“沼状態”に…。
結果、お湯を注ぐ時間が長すぎて、抽出が進みすぎたのかえぐみ(苦味や雑味の強い不快な後味)が出てしまい、しかもぬるくて美味しくない…!
これは悔しい……!
妹のアドバイスと、自分の気づき
「まあ、何回も淹れて慣れればできるようになるよ」と、妹は苦笑いしながらアドバイスをくれました。
実際にやってみて、自分なりに気づいたこともたくさん!
- 注ぎすぎ注意!
→ お湯の量が多すぎると、雑味やぬるさの原因になる - 逆にビビりすぎてもダメ!
→ 私は慎重すぎて、お湯がちょろちょろ…結果、時間がかかってぬるくなった - 注ぎのスピードは“ゆっくり・一定”が基本
→ 慌てるとムラが出て、味にばらつきが出ちゃう - 「の」の字を描くように注ぐと、全体が均一に抽出されやすい
今思えば、妹がサッと淹れていたのは、“ちゃんと意味のある動き”を、スムーズに・手際よくこなしていたから。
きっとそれは、日々の積み重ねと習慣のたまものなんだろうな…と実感しました。
今日1日で感じたこと・これからの展開
学び①:道具は相性が大事!
ドリッパーとフィルターの規格が違うと、うまくはまらないこともあると知りました。
また、細口ポットはダイソーのものでも十分に使えると感じました。
妹は「温度が大事!」と話していましたが、温度計は持っておらず感覚で淹れていたのが、ちょっと面白かったです。
一方の私は家に温度計があったので、ちゃんと測ってから淹れています。
それから、妹のスケールは2分で電源が切れるタイプだったため、湯量をポットに移す前に急いで測る必要がありました。
私のスケールは時間が経っても電源が切れないので、ポットに直接注ぎながら計量できてとてもラクです。
学び②:「見て覚える→やってみる」が大事
妹がスムーズに淹れている様子を見ていると「簡単そう」と思ってしまうけれど、実際にやってみるとびっくりするほど難しくて、これはハマるな…と実感。
「見て覚える」だけでなく、「やってみる」を重ねることが上達への近道だと感じました。
今後の展開
朝と晩の1日2回、練習を続けていきたいと思っています。
まだ自分の好みははっきりとはわかっていませんが、酸味が強いものはあまり得意ではないと気づきました。
妹も「酸味が苦手」と話していたので、好みが似ているのも心強いポイント。
これからも一緒にカフェタイムを楽しみながら、練習を続けていけそうです。
コーヒーに合う“お供”たちも発見!

ハンドドリップの練習を続けながら、並行して楽しんでいるのが“お供”のおやつ探し。
コーヒーの味や香りと、どんなお菓子が合うのか。
いろいろ試しているうちに、妹とのカフェタイムもどんどん楽しくなってきました!
治一郎のビスコッティ(ラズベリー)
夫がもらってきたギフトセットの中に入っていたラズベリーフレーバー。
しっかり焼かれたザクザク食感に、ふんわりラズベリーの酸味がきいていて、ブラックコーヒーにぴったり。
妹はこれにハマってました。
▶︎ 治一郎のビスコッティ(楽天市場)
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妹が出してきてくれた白いお団子のような業務スーパーの冷凍大福。
解凍しておやつにちょうどよく、ほんのり甘くてモチモチ。
ブラックコーヒーと合わせると、和と洋の組み合わせが意外とマッチ!
業スーに行ったことがほぼないので、珍しいものに出会えて嬉しい。
パクパク食べちゃいました。
紅はるか芋けんぴ
ブラックコーヒーにあまじょっぱい芋けんぴはどうかな?と思ってカルディで購入しました。
茨城県産の紅はるかを使った細めの芋けんぴで、ほんのり塩味がクセになる。
オレオ
バニラクリームとココアクッキーのほろ苦さが美味しいオレオ。
普段食べないので久しぶりに食べたら、まあブラックと合うこと!
間違いないとは想像はできたものの、私の今回のお供の中でNo.1でした。
今後も“お供研究”は続く!
次のおうちカフェのお供はどんなのがいいかなぁと今思いつくままにメモ。
- 成城石井のカステラ
- 無印のバウム
- ダイソーの海外クッキー系
- オレオシリーズのどれか
どんな味や香りのコーヒーと合うのか、これからも妹と一緒に“おうちカフェ研究”を続けていく予定です。
おやつとの組み合わせを楽しみながら、自分の「好き」を探していこうと思います。
まとめ|“おうちカフェ”の楽しさ、少しわかってきたかも
最初は「とにかく手挽きで淹れてみたい!」という好奇心から始まったおうちコーヒー計画。
妹のレクチャーを受けながら、少しずつ道具をそろえて、実際に自分で淹れてみて…。
正直、まだまだ理想の味には遠いけれど、それでも自分の手で淹れた一杯は、なんだか特別でした。
うまく注げなかったり、時間がかかりすぎたり。
でも、ちょっとずつ「できるようになる」感覚が、なんだか楽しい。
知らなかったことを知れるのも嬉しいし、「どのおやつが合うかな?」と考えるのも、実は一番ワクワクしてたりして(そこ)。
そして、妹と一緒におやつを並べて「このお菓子、意外と合う!」なんて話している時間が、なにより幸せだったりします。
これからも、“自分の好き”を探しながら、気軽に・気ままに、おうちカフェライフを楽しんでいこうと思います。
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